お遍路にに出かけた皆さんの素晴らしい思いでや感想をご紹介するお遍路日記。

群馬県 Nさん(56歳)

 これまでの人生に区切りをつけたくて非現実的、非日常的な、管笠、白装束、輪袈娑に金剛杖という姿で巡礼に出ました。  仲間5人でのタクシー巡礼だったのですが、もう毎日がヘトヘト、結構きつかったなぁ。それでも、般若心経のおつとめに心を清められ、人生とは何かを深く感じさせられました。  失われ薄れていく日本独特の文化、人情がお四国さんにはまだまだ残されていることで、何故か心の安らぎを覚えます。多くの出会い、一期一会に感謝!

愛知県 Aさん(70歳)

 祖父は42歳の時に目を患い全盲になり、医者から不治であると見放され、でも、直したい一心で祖母とともにお四国さん巡礼に参りました。  当時は、タクシーもお寺近くまで行けず、大変な巡礼だったと聞いております。3回目の巡礼の時、二人が疲れきって参道の渕に腰を下ろした横に綺麗な湧き水が出てまして、その水で顔を洗い、眼を洗ったところ、祖父の目に明かりが見えてきたそうです。その後、祖父の目は徐々に回復し、完璧では無いものの生活は充分に出来るようになりました。  子供の私にとってそれは、ほんとうに嬉しい出来事でした。この出来事により、私と私の家族は毎年、お大師様の偉大な力に感謝し、巡礼を続けております。 南無大師遍照金剛 合掌

茨城県 Kさん(65歳)

 今まで仕事上で、家庭の中で、付き合いの中で、自分では気づかずに人を苦しめたり傷つけたりしてきたと思い写経200枚書いて、懺悔の旅に出ました。  自然との対話文明との対話、人生との対話、仏教との対話、この旅で今後の人生の指針が得られました。また、いつか遍路をしたいと思います。

京都府 Hさん(51歳)

 昨年の12月に急死した母の供養のため四国巡礼に出ました。 母召され 鶴にのり往く 浄土みち   かほり漂よふ 花につつまれ 母亡くし 虚無しき心 いやしむる   へんろ旅路で 菩提弔らひ

青森県 Tさん(75歳)

 どうしても死ぬまでに一度はお四国さんに行って見たかったのです。足が悪いおばあさん5人衆で意を決して全周10泊11日タクシーでお参りしました。  きつい階段や坂道が有りましたが、タクシーの運転手さんの優しい心使いで何とか高野山までたどり着きました。89個の朱印が押された納経帳と納経軸を眺めながら、大変だった御参りを振り返り、涙がこぼれてきます。  これで、もうゆっくりと逝けます。お大師様と共に・・・・ありがとうございました。

東京都 Mさん(40歳・38歳)夫婦

 父の初盆供養の御礼参りを思い立ち、妻と二人でお四国さんに来ました。タクシーの運転手さんに色々教わりながら、大変すばらしい父への供養が出来ました。私達と一緒に般若心経を読んでいただき、大変ありがとうございました。初心者の私達にはなりよりの喜びでした。  お四国さんは、私達に、功徳を頂いている実感があります。これから私達にどのような人生が待ち受けていようと、ひた向きにお大師様の教えをまっとうしていきたいと思います。

千葉県 Oさん(59歳)

 59歳になった私は、定年の少し前に会社にとって不要な人になった。  再生し、新しい人生を歩む為には、過去にとらわれない、自分の考え方を持ちたいと思った。お参りするごと自ら自問自答し、段々ああそうか、それで良いのではないかと考えが定まってきたように思う。同時に感謝と有難うと言うことの訓練の行であったように思う。  ここまでよく頑張った自分にも感謝し、今後の苦楽も素直に受け入れられる自分になったと思う。

東京都 Fさん(27歳)

 物足りて心寂しい心境での表面的な生活に疑問を感じ本当の自分の行き方を見つけ出したい為、四国巡礼に友達3人と出ました。  最初は軽い気持ちで「旅行の延長」で参ってましたが、段々と御参りを続ける内、ほんとに心に響いてくるものを感じるようになりました。宿坊に泊まり早朝、厳格・厳粛・静寂の中で読む般若心経、ご住職の温かい説法・・・自分の中で何かが変わり始めてきました。  最後、高野山までお参りを終えた頃には、3人とも顔つきが変わっていました。自分の人生、生き方について本当に考えさせられました。今後、少しづつ物にとらわれなく、自我に固執することなく、人生の修行、結婚、仕事を続けて行こうと考えてます。続けきった時、何かが見えてくるように思います。  自分が生きているのではなく、周りの皆様によって支えられ共に生き、何か大きな力で生かされているような気がします。ありがとうございました。

静岡県 Sさん(38歳)

 これまでの人生で何にもいいことが無かった。男にも騙され、子供も処置してしまった。今から新たな人生に向かって区切りをつけるため、水子供養と人生の目標を見出す為、四国巡礼に出かけました。  そこで会った温かい人々の情、労いの言葉、ご住職のありがたい説法、考えてみると私は何にでも甘えていたんだなぁって気がする。自分の人生、自分自身を本当に考える時を過ごせたと思う。  私はこの四国巡礼を通じて、自分自身の人生を自分自身で切り開ける自身がついたように思う。一度は自殺まで考えた私だが・・・本当に行って良かった。

神奈川県 Yさん(61歳)

 退職を機に、今までと全く違った価値観の世界に身を置いてみる...との衝動にかられ、毎春、八十八ヶ所巡りを計画。今回が第一回である。  阿波の発心の道場、23ヵ寺をタクシーで巡りました。出会う人々との気持ちよい挨拶、地元の人々の温かい接待、すばらしい自然、心地よい風...今までの人生で味わえない充実感がありました。  そして、人間の原点に戻れたような気持ちです。組織社会からは絶対に得られないこの感動を、何時までも心に刻んで生きていくつもりです。