お遍路ブログ

2020年05月27日

ご自宅でできる写経について

皆様、お久しぶりです。

現在、新型コロナウィルスの発生により、日本初の緊急事態宣言が発令されたりと大変な世の中になっております。
全国的に非常事態宣言が解除されましたが、まだまだ予断を許さない状況です。
私も極力は不要不急の外出をしないで、家にいるようにつとめておりますので、皆様もお気をつけてお過ごし下さいね。
一刻も早く収束することを願っております。

さて、今回は、自宅にいながらでもすることのできる写経について記載していこうと思います。

写経とは、写経用紙に「般若心経」を書き写すことを言います。
以前にもブログで書きましたが、そもそも、お寺で「納経する」という意味は、写経をお寺に納めることを指します。
四国八十八ヶ所の各札所には、本堂と大師堂の2か所に「納め札を納める箱(納札入)」とは別に「写経を納める箱(写経奉納箱)」が置かれており、この写経奉納箱に書いた写経を入れていきます。
もちろん、無料でお納めすることができます。
すべてのお寺に納める場合は、88(ヶ寺)× 2(本堂、大師堂)= 合計176枚が必要となってきます。


【準備するもの】

では、写経をするためには何を準備すればいいでしょうか。
実は、準備はすごく簡単で2つのものを準備するだけで良いのです。
(すべて100円ショップで手に入ります。)

① 写経用紙

写経用紙は、そのままの意味で写経をするための下が透ける薄い紙です。
初めての方は、写経をするのが難しいため、見本が付いている写経用紙を購入するのが良いでしょう。
見本の模写をしなくても大丈夫な方は、写経用紙に罫線が引かれているものを購入すると写経がしやすいです。
下記の写経用紙の画像は、100円ショップで購入したものになります。


② 筆ペン

写経をするにあたり、筆ペンを使用するのが一番良いかと思います。
100円ショップの筆ペンで問題ありませんので、ご準備下さいませ。

【写経の書き方】

では早速、写経をしていきましょう。

①まずは、見本を下に敷き、その上に写経用紙を置いて、般若心経を模写していきます。


②次に、般若心経の最後から1行空けてお願いごとを書いていきます。
お願いごとの書き方に指定はありませんので、ご自由にお書き下さいね。


③次に、お願いごとから1行空けて、写経を実施した日を書きましょう。


④最後に、名前を書いていきます。
そして、名前の下に見本を写した場合は「謹写」(謹んで書き写させていただきました)、ご自身で書いた場合は「謹書」(謹んで書かさせていただきました)と書きましょう。


これで写経は完成となります。
文字数が多く、1枚写経するのにかなり大変ですが、最後まで書ききった時の達成感はひとしおです。

是非ともこの機会に写経をしてみてはいかがでしょうか。

それでは、今回はこの辺で失礼致します。

ご一読有難うございます。

 

 

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