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12.132023

旅行記:四国お遍路(後半の部)の旅

投稿者 匿名希望

6月に四国お遍路(前半の部)を行ったところ、思いのほかよかったので、引き続き後半の部を行うことにした。

そこで「旅ネット四国」に依頼して、「貸し切りタクシー遍路 四国八十八か所半周めぐり(後半の部)」を作成頂き、通常5-6日で廻るところ7日間のゆったりプラン、前泊を入れて7泊8日」で作成していただいた。

今回は44番から88番結願までである。

 

家内はリウマチ持ちで新型コロナワクチンの後遺症があって、歩幅が小さくまた階段は一人では一歩も上がれない。

ステッキをついて歩けるが、スピードは健常者の3分の1ほどである。

このような状態であるがJR・飛行機・道の駅などではかなりバリアフリーが進んでおり不自由はない。

不自由なのはやはり「お寺」と意外にも「ホテル」であった。

「お寺」は境内まで行けたのは21カ寺、本堂か大師堂いずれかまで行けたのは10カ寺、駐車場で待っていてもらい私が代参したのが14カ寺である。

家内に言わせると前半の徳島・高知に比べ、後半の愛媛・香川のほうが境内に手すりがない所が多く、スロープがあっても非常に長く、かつ愛媛や香川は意外に階段が多いという。

でも本人は出発前には10カ寺ぐらいしか廻れないのではと思っていたらしく、それ以上に廻れて大変満足している様子だ。

 

また「ホテル」は大浴場にはとても一人では入れないので、バストイレ付きの洋室を選んでもらったのだが、バスにもトイレにも手すりがない所がほとんどで、少々てこずった。

ここでも旅行社にはエレベーターの近くに部屋を取るなど配慮をしていただき、また夕食も今治と高松と2回洋食を取っていただき変化を持たせていただいた。

正直、毎日「和食」では飽きてしまうのである。

今、朝食はどこでもバイキング形式になっていて、私が二人分料理を取らなければならない。

昔のようにあてがいぶちの朝食のほうがよっぽど楽である。

こんな時にはステッキよりもむしろ車椅子のほうが案配は良いと思うが、「車椅子になったらもっと足が弱るだろう」と家内は言う。

 

お世話になった琴参タクシーの大和運転手は先達の資格があり、彼には私たちと一緒に読経し、納経帳の手配もしていただき、またお寺の境内近くに車を止めていただくなど最大限の配慮をしていただいた。

また段差のある所では家内の体を支えて一緒に歩いてくださり、とても感謝しています。

この方の手助けがなかったら恐らく半分も廻れなかったろうと思う。

 

12月というシーズンは6月と比べると(6月もシーズンオフで少ないのだが、12月はさらに少ないのである)団体での巡礼者も少なく、したがって納経所も混雑することなく、ほかの人にもお勧めしたい。

12月の四国はそれほど寒くないし、山にも雪はまだない。

 

さて前半後半合わせて無事88カ寺廻ることが出来たので、あと残すは高野山へのお礼参りである。

それと私としては、いつか歩きお遍路に挑戦したいと思っている。

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