私は、福島県福島市内に住んでいるM・Iです。この度は、貸切タクシー遍路でたいへんお世話になりました。私共夫婦・子供は、今回の震災では大丈夫だったのですが、親戚の者を亡くしてしまいました。その酷い惨状に1ヶ月ぐらいは、精神的にたいへんで、毎日、毎日、打ちひしがれた生活をしておりました。祖父・祖母が四国八十八ヶ所めぐり・お遍路に行きたいと言い出しましたが、しかし、両人とも足腰が弱く、持病を持っておりますので代わりに私達夫婦がお遍路に出かけることになりました。私の知り合いが、旅ネット四国さんで数年前に行って来ており、たいへん満足したとのことで私たちも旅ネット四国さんにお願い致しました。私は、お遍路にはあまり興味はなかったのですが、毎日・毎日、福島の復興を願い、般若心経を唱え、素朴な自然にふれ、優しい四国の人・人情にふれ、時には涙をこぼしながらのお遍路でしたが、だんだんと心が洗われ、気持ち的にもたいへん楽になってきました。不思議な気分になりました。これも弘法大師の思し召しかな。お宿も良い所ばかりで、福島も方を思えば、こんな贅沢をして良いのか・・・と自問自答しておりました。タクシー運転手の先達さんは、昼間は真剣にお参りして、夜は、疲れを癒し、翌日に備えるために良いお宿が必要なんですよ・・・なんておっしゃって頂けたので少し気持ち的に楽になりました。タクシー遍路でもかなり歩きますし、階段も多く、体力がない私にとっては大変でしたので、先達さんのお言葉が理解できました。このお遍路で、夫とも毎日の生活のこととか、将来のこととかを真剣に話が出来、絆がより深まったと思います。ほんとうにお遍路に行って良かった。本当に良かった。祖父・祖母には、あの世へ旅立つときの晴れ着として「ご朱印用白衣」を2着用意できました。祖父・祖母とも大変喜んでいただきました。
今は、現実の生活に戻っておりますが、以前のように落ち込むことなく、夫婦ともども前向きに生きて行っています。また、私は、ボランティアにも行けるようになり、ほんのちっぽけな力ですが、福島の復興に役立つようがんばっております。旅ネット四国の秋山様、タクシー運転手の先達さま、ほんとうに有難うございました。感謝しております。
07.132011
福島県の被災者のためにお遍路して来ました。
投稿者 福島県のM・Iです。




